幼稚園のお受験なんて、ドラマのなかのことだけだと思っていた……。
合わない保育園に通っていた長女が、ひょんなことから私立幼稚園を受験することになったのだが……。
受験当日までの流れと参加者の服装
さて、幼稚園受験にはステップがある。
1.体験保育(4,5月)
2.入園説明会(願書配布)(6,7月)
3.出願(8月末~)
4.受験(子供・親の面接)(9月初旬~中旬)
5.合格発表(9月下旬)
6.入学手続き~(10月~)
ざっとこんな流れである。
1の体験保育に参加すれば、その後の入園説明会や出願など幼稚園の方からお知らせをしてくれるので、入園希望者は4月、5月の体験保育に参加しないと出遅れてしまうことになるので注意!
ほとんどの幼稚園ではHPなどでお知らせをしているのでチェックを怠らなければ大丈夫。
親の面接でも体験保育の参加状況は、一つのチェックポイントとなっているようなのでここは注意したいところである。
さて、気になるところとして参加者の服装である。
ちなみに学校関係者の方によると、「よほど突飛でもない格好でないかぎり、服装なんてほとんど見ていない!」とのことだったが、
私は受験のことなど全く考えず、しかもなんの下調べもしなかったので、周りの服装をみてびっくりなことが多かった。周りから浮きたくない人などは参考にしてほしい。
1.体験保育
園庭での遊びや、一緒におどったりなどがメイン。「動きやすい服装で!」と幼稚園から指定があった。お子さんもズボンやキュロットのほうがよさそう。子供も親も日焼け対策に帽子など持たれていってもよいかも。
ちなみにファミリアのワンピース(お受験風)・紺のスーツの親子は周りからとても浮いていた。園から「動きやすい格好」と言われた場合、深読みせずにしたがった方がよさそう。体験保育ではあまり気張らずに、お子さんはちょっと可愛らしい感じの動きやすい服装、保護者もスカートよりもパンツ姿の方が好印象。
2.入園説明会
こちらは紺のスーツ姿の保護者もちらほら。連れてきている子供はワンピースなど比較的かっちりめ。
だが、普通にきれいめのブラウスにスカートで参加した私も特に浮いている様子はなかった。(こちらはいわゆる「プレ」、未就園児クラスから内部進学する保護者も混じっていたようで、紺のスーツ率は低かったと思われる)
4.受験当日
こちらは私が浮きまくった日である(笑)。
ちなみに子供は黒の半袖ワンピースを用意していたのであまり浮いていなかったが、それでも白いブラウス・紺のジャンパースカートが鉄板なご様子だった。子供のワンピースはお出かけ用ではあったが、デザイン性がありすぎて、受験用には???という感じだった。
私はというと、紺のスーツなんて持っておらず、わざわざ受験用に買うのもばからしいので、仕事用のベージュのサマースーツで参加。
結果として、誰一人としてベージュの人なんていなかった!!
もちろん周りの保護者は、父親も母親も紺のスーツでまさに「お受験」そのもの!
黒い半袖ワンピースの方もいたが、話を聞いたところ、どうやら上の子供がすでに入園済みの方だったようで、在園児の保護者ということですこしカジュアルダウン?していたようだった。
だが、結局合格していたので、やはりほとんど服装なんて関係ないのでは???というのが私の意見である。
だが入園後に「受験の時、ベージュのスーツを着ていた変わった人」と思われる可能性は大いにあるかも???
幼稚園受験の対策って??
さて、この幼稚園お受験。
結論から言うと、私の子供は全く対策をしなかった!!
関係者から、定員ぎりぎりということを聞いていた(落ちる人なんていないよね?と高をくくっていた)のと、通っていたスパルタ保育園ですでに「お勉強らしきもの」を習っていたということもあり、「特に必要ないよね?」と適当に済ませてしまったぐうたら親子である。
ちなみに内容は
1.先生と一緒に運動(子供のみ別室)
2.先生と一対一での口頭試験(親も同室)
3.保護者(母親のみでも父親のみでも両親でもOK)の面接(子供の同伴なし)
であった。
1の運動は、一緒にジャンプしたり、軽い体操をしたりお遊びの範疇で、どうやら「親と離れても泣かないか」ということを見ているようだ。
2は数を数えること(といっても間違えてもOK)、モノの大きさや長さの質問がある。(問題内容は、入園説明会で教えてくれるので家であらかじめ練習できる)
あと朝ご飯に何をたべたとか、好きな食べ物とか……コミュニケーションを見ているようだった。
3の面接は子供にどんな遊びをさせているか、どんな子供に育って欲しいかなどを聞かれた。家庭環境なども聞かれたが突っ込んだ内容ではなかった。(ここで体験保育にどれくらい参加したかをチェックしていた)
受験した私立幼稚園は、地元ではセレブ園とふれこみもあり、「親の年収を聞かれるよ!」とか「寄附金どれくらいするか聞かれるよ!」などとの噂があったが、そんなことは全然なく、親の職業を書く欄はあったが、勤め先など個人情報的なことは何も聞かれていない。
だが、入園後知ったことだが、ほとんどのお子さんはお受験用の塾に通っていた様子。
お受験が嫌で、優先的に入園できる「プレ幼稚園・未就園児クラス」に先に入園し、そこからの内部進学者も多いようだった。
だが、結果として、何の対策もしなかった私たち親子でも入園できた!
(でも今となって思うが、何もしなくてもOKだったのは、スパルタ園での教育的指導があったおかげかも??)
ちなみに、ほぼ定員ぎりぎりとのことで、やはりほとんどのお子さんは合格だったそうである。なのでよほどのことがない限り、落ちることはなかったのかも??
今の幼稚園はかつて名門といわれたところも、少子化のあおりを受け、どこも経営が厳しいといったところが現状だそうだ。(都心部の有名校などは例外だろうが……)
なのでかつて難関だった私立幼稚園も、今は昔……となっているところが結構あるようだ。
幼稚園としても園児確保のため、未就園児クラスからの取り込みや、預かり保育や長期休暇保育などワーキングマザーの受け入れに力を入れているそうである。実際に入園後も、働いているお母さんは一定数いた。
次回は「私立幼稚園にいよいよ入学!入園準備・入園式とそれから~」についてお知らせします