私立幼稚園のすべて(3)~いよいよ入学!入園準備・入園式とそれから~

無事、幼稚園に合格した長女。

そのまま時間をおかず、入学金の振り込みなどの手続きが行われる。

もちろん、平日で働く人の都合などお構いなし。

銀行の振り込みなどはなんとかなったが、入園説明会などはもちろん平日の午前中に行われるため、入園準備のために何日か有休を使うこととなった。

このあたりは、保育園とはちがい、共働きの家庭などについてはなにも配慮がないのが幼稚園の当たり前。いくら共働きの家庭を受け入れるといっても、それは建前。あくまでも幼稚園のペースで何もかも進んでいく。

入園説明会ですでにママ友派閥が??

入園説明会で驚いたのが、黒色や紺色のワンピースの集団。髪型も服装もよく似ていて見分けがつかない。

あとでわかったのが、こちら「プレ・未就園児クラス」からの内部進学組

裕福そうな身なりでグループ意識が強く、幼稚園からの入学者たちを「部外者」と見ているようであった。とにかく、固まっていて、ひそひそおしゃべりに夢中。

「これがママ友軍団か!!!」

と保育園のドライな付き合いに慣れていた私は衝撃を受けた。

自分たちの仲間の維持に必死になっている感じが、陰湿な女子中学生グループのような雰囲気をかもしだしていた。(だがこのさまざまなグループも、3年間の園生活の中でどんどん崩壊していく)

とにかく関わらないようにしようと心に誓った。

幼稚園の手作り準備品

保育園ではすべて市販品ですませていた私だったが、幼稚園ともなると「園指定の手作り品」を準備する必要がある。

こちら、かなりの腕前とミシンがないと制作不可!

もちろん不器用な私に作れるわけがない。母に泣きつく結果となった。(母曰く、とても大変だった!!!とのこと)

布地などは私が購入したが、こちらは手芸店で「設計図??」を見せると、パパパっと準備してくれたので簡単だった。(いろいろ説明していたが、手芸が苦手なわたしはちんぷんかんぷん)。

入学後に聞いたところによると、頼れる人がいない場合は、ネットなどで外注するそう。(設計図をわたせば、その通り作ってくれるらしい。見た目も豪華だが、高額!)

ちなみにコップ袋から給食セットまですべてが手作り品だった昔とちがって、現在は園グッズもかなり市販品で代用できるらしく、最近は便利になった……とのこと。

私立幼稚園の入学式の服装!

さて、高級な制服など園グッズもすべて購入をすませ、いざ入園式!

ネットなどで、入園式の服装などをチェックして、ピンクのジャケット・黒スカート・パールのネックレスという出で立ちの私。

可もなく不可もなくといった装いで、周りから浮くと言うことはなかったが、やはり「着物!!!」の人が多かった。

(着物を着るなんて、考えもしなかった!)

バッグもフォーマルバッグでなく、いつも仕事で使っているバッグだったし、靴もフォーマルっぽくなかったし、今考えると、反省すべき点がたくさん!!!

本当に、私立幼稚園を完全になめていた私……。

ちなみに父親の服装は、スーツ姿なのでどれも同じような感じだった。

また後述するが、私立幼稚園では母親の服装にはかなり気を遣わないといろいろ危険である!

今は、様々な失敗と経験を経て、少しはまともな格好をするようになったとは思う。

入学後は、なかなか給食がはじまらない!!!

ここも保育園と全然違うところだが、4月の入園後、幼稚園では5月に入るまでほぼ「午前中保育」であった。

幼稚園の売りの「完全給食」や「預かり保育」が始まるのは、実質5月のゴールデンウィーク明け!

「なにこれ、全然話がちがう!!!」

月の予定表をもらって驚愕の私。

こんなんじゃ、共働きで祖父母の助けがない場合は「実質通園不可能!」である。

私の場合、近くの両親に頼むことができて乗り切れたが、4月は保護者が園に出向く機会も多い。慣らし保育が終わればフルで預かってくれる保育園とは違い、幼稚園に共働き家庭の子供が通うことは本当に難しいことなのだと実感した。

(そして園の関係者は、その大変さにあまり気がついていない)

やはりまだまだ幼稚園は、共働き家庭にとってはハードルが高い……と入学早々実感した私だった。

次回は、~私立幼稚園のママ友関係・華麗なるPTA役員の世界~についてお知らせします。

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sakurako1