大型客船は船酔いしないなんて誰が言った???
横浜を出港した翌朝……、
そう、私は猛烈に船酔いしていた!!!!
朝起きると天井が回っている。
そして、メチャクチャ気分が悪い。
ちなみにほかの家族は娘も含め、ぴんぴんしている。
「こんなので船酔いするの???」
とみんなあきれ顔。
今日は、午後に徳島に着いて阿波踊りを観覧する日だというのに!!
なんとか支度をして、朝食へ。
ダイニングルームで、洋食のセットを頼むが、気持ち悪すぎて一口食べるのがやっと。
もう無理……、どうしたらいい???
「大型客船では船酔いしない」という言葉を信じて、酔い止めすらもってきていない私。
そうだ、ショップにいこう!!!
吐き気を抑えながら、船の土産物店に向かう。
店員の男性に説明すると、薬は売っているという!
やはり船酔いする客は私だけではないらしく、たくさんの酔い止め薬が売られていた。
で、どれがいいか尋ねたところ
「どれも同じですよ!」
とのこと!
これだから船酔いしない人は!!!!(怒)
どれも同じなワケがない!
そして、パッケージは全部英語のため、どれがどういう効能なのかさっぱりわからない。
(日本の薬は売られていなかった)
陳列棚とにらめっこすること数十秒。
もう一人、お客さんがやってきた。
「連れが船酔いしてるんです。トイレにこもって出てこないんです!」
私より重症な人がいた!!!!
今度対応してくれたスタッフの女性は、
「揺れてますもんね! 辛いですよねー。わかりますよー」
と共感の姿勢。
「これが良く効くって、お客さんが言ってましたよー」
とおすすめの薬を教えてくれた。
私ももちろんそれを購入!
英語の説明書を読み解くと、舐めてとかす錠剤だった。(オレンジの味、まずくはない)
薬を飲んで、とにかくベッドへGO!
ほかの家族はあきれ顔。娘は心配そう。
二時間ほど寝ると・・・・・
すっかり体調は良くなった!!!
外国製の薬は良く効く!
(その後も、船酔いすることはなかった)
ちなみにこれを教訓として、クルーズ初日は気分が悪くなくてもかならず酔い止めを服用するようにしている。それから、ひどい船酔いはしたことはない。
さて、元気を取り戻した私は、美味しく昼食(レストランのハンバーガーセット・・・これ、本格的ですごく美味しい!)をいただいた。
午後になり徳島に上陸!
阿波踊りの会場まではバスで移動。
雨が降っているが大丈夫なのだろうか?
船ではレインコートが無料で配られていたのでそれをもらう。
移動の最中では雨がふっていたが、会場付近に到着したところ、雨はあがった。
観覧席はあらかじめ決められていて、もらった地図をたよりにあたりを散策。
阿波踊りの開始時間まで結構ある。
両親はなんと阿波踊りの「にわか連」に参加すべく、法被を借りている!
(阿波踊りには、当日予約なしでいきなり参加できる「にわか連」というのがあるのだ!)
ちなみに全く踊りを知らなくても、踊り子さんによるレッスンがあるので大丈夫とのこと。
それにしても・・・・
どんだけアグレッシブなのか!!!
街にはあちこちに屋台がでている。
ここで娘がいきなり
「綿菓子食べたい!」と主張。
しかし歩き回るがどこにも綿菓子は売っていない。
親切な地元の人が、
「このあたりには売ってないよ。違う会場(藍場浜演舞場)にならきっとあると思うよ」
と教えてくれた。
藍場浜演舞場のほうが、たくさん屋台がでていて賑わっているそう。
ちなみに、私たちのチケットは「市役所前演舞場」。
そういえば確かに人通りもちょっと少なめかも・・・。
(阿波踊りが始まると大通りはスゴイ混雑だったが)
というわけで、何とかかき氷でしのぐ。
さて、時間になったので観覧席へ。
雨のせいで椅子はすっかり濡れている。
でも自分たちも汗でべたべたなのでそんなに気にならない。
それにしてもスゴイ盛り上がり!!!!
阿波踊りという概念を覆されるすごい勢い!
踊りもすっごくダイナミックでかっこいい!
最後まで見たかったが、時間が遅かったので途中で退場して、船へと戻るバス停へと向かう。
だが・・・・
バス停はすごい行列!!
しかも、バスが全然来ない。
このクルーズHISのチャータークルーズだったのだが、スタッフのHISのバス係の人に文句をいっているひと多数!
一時間くらい待っただろうか?
ようやくバスが何台か続けてきて、バスに乗って船に戻れた。
やれやれ・・・・
翌日は終日クルーズである。