公文が続かず、小学2年生から、関西の大手進学塾のキッズクラブ(低学年コース)に入ったお話は以前書いたと思う。
そして、それから娘はなんとかキッズクラブについていくことができ、実力もついたのか、学校での成績も高いレベルで安定するようになった。先取り学習もしているし、これで勉強のことは心配しなくていいねー!と一安心していた私。
しかし、私達親子は知らなかった。
これが、中学受験塾のほんの序章にすぎなかったということを・・・・・。
私達は知らないうちに、後戻りのできないとんでもない世界に首を突っ込んでいたということを・・・・。
恐怖の学力判定テスト!!!
あるときキッズクラブの先生から、「学力判定テストを受けてもらいます!」と書類が配られた。併設の中学受験塾・関西大手の「馬渕教室・中学受験コース」の小学2年生対象のテストで、年に数回行われるもので、キッズクラブ生も、外部受験生も無料で受けられるらしい。
「へー、こんなものもやるのねー!」と思っていたら、先生から
「50点以上が合格ですから、キッズクラブの子どもたちは、もちろん全員合格するようにがんばりましょうね!!!」
と謎の激励が!!!!
「合格って何??どこに合格するの??」
聞いてみると、この学力判定テストで50点以上(算数・国語ともに)とると、馬渕教室・中学受験コースの小学校2年の2月から始まる「新3年生コース」に合格となり、そのまま中学受験コースに進むこととなるらしい。
キッズクラブに通っている子たちは、みなさん当たり前に中学受験コースに進むらしい。中学受験塾に入るにも、関門を突破しなければならないとは・・・・。
先生に「もし合格しなかったらどうなるんですか?」と恐る恐る聞いてみると、
「学力判定テストはあと何回かありますから、そこでなんとか合格点をとってもらいます!」
とまるで、合格しないなんて選択肢はない!といった雰囲気!
先生いわく、キッズクラブで養った学力があれば、学力判定テストにはほぼ合格できる!とのことだったのだが・・・・!
超難問にびっくり!!なテストの内容
そして、学力判定テスト当日・・・・。
帰ってきた娘から話をきくと
「難しくて全然わからなかった!」
とのこと。これはびっくり!
そして、なんとテスト当日夜には、中学受験コースの校長先生から直接お電話が!!!
娘はほぼギリギリといったラインでの合格であった。(点数も教えてくれた)
後日、中学受験コースの校長先生と面談(親だけ)があり、テストの解説をしてもらった。(全部無料)
なんと偏差値は40代!算数のテスト内容を見せてもらうと難問でびっくり。こんなの小2がとけるの??といった感じ。(前半は計算問題だが、もちろん簡単な計算ではない・・・)
国語に至っては、漢字はともかく、こんな難しい文章読めるの?といった説明文。しかも長い!
校長先生によると、テストの受験した層自体が高レベルなため、偏差値50でもかなりレベルは高いとのこと。しかし、偏差値40代って・・・はじめて見たよ!
しかし、相手はツワモノ。馬渕教室の合格者の偏差値表を見せながら、このままいっても我が子でもかなり良い中学に合格できる!!!と力説されればなんとなくそうなのかなーーー??という気持ちにもなってきた。
そして、その後、何回か学力判定テストを受けていき、テスト形式にもなれたのか、徐々に偏差値は上がっていったのだった。(でもそれほど高レベルではない)
そして・・・・、周りに流されてしまったのか、なぜか当たり前のように、あの関西超大手「馬渕教室・中学受験コース」に進むことになってしまったのだった。